新宿幡ヶ谷ライブハウス「36゜5」

 

先週金曜日、新宿の幡ヶ谷にあるライブハウス「36゜5」に行きました。
店長とその奥様である「815」のお二人と大船でのライブで共演して
そのことがきっかけで知り合いました。

この日は、トウキョウ・ハッピーズpresents『灯籠の会～ヒロシマ～』
が行われ、実際に広島で原爆を経験した方のお話を聞きました。
自分の辛い経験や過去を話すことは、とても勇気がいることだと、
自分自身でも日々感じます。私たちが想像できないような体験をし、
それを話してくださった岩澤弘さんに、心から感謝しています。
ありがとうございました。

色々な意見や感想があると思いますが…
私は、高校生のときに、長崎・沖縄と9日間の平和勉強会に自分で
参加をした経験があります。長崎では、真夏に被爆地を歩きまわり、
沖縄では、基地の周りで生活する方々の話を聞いたりもしました。
大学のときにも、沖縄戦について、自分で調べ勉強をしました。
また、沖縄にも昔から音楽を通して自分の魂が揺さぶられる場所の
一つとして、何度も足を運んでいますが、「ひめゆり資料館」へも度々
訪れる機会がありました。

私が、「戦争・平和」について何か発言できる立場で無いことも、
過去を知れば知るほど強く感じます。

ただ、お話の最後に岩澤さんがおっしゃられていた発言が今の自分
には、強く心に残りました。

戦争・原爆経験者の方が、これからも世界・日本を背負う私たち
に向けてのメッセージ。それは…

「夜中まで働き続けて体も心も悪くする社会ではなく、
ある程度の年齢になったら、家庭を持ち子どもを産み、また、
一週間に一度でも、ゆっくり休んだり遊んだりできる社会を築いて
いってほしい。そして、犯罪の無い安心した社会になってほしい。」

そんなメッセージでした。

結局は、心も体も健康であることが、一番大切なことで、
それが全ての人にあれば、きっと自然と争うことは、無くなる
のかもしれないのかもと感じました。ゆとりが大切なんでしょうね。
今の日本、世界の社会では、共通なテーマな気がします。

私に何ができるのか…
人として、歌い手として…
そんなことも考える良いきっかけになりました。

大きなテーマではあるけれど…
ずっとずっと生きている限り、忘れてはいけないと思います。
自分の為だけではなく、社会・人の為に何ができるのかと…。

また、広島からわざわざ歌いに来ていたアーティスト
「カワムラ」さんの歌声やメッセージにも感銘を受けました。

貴重な経験の一日でした。ありがとうございます。

Love, Madoka